被リンクチェッカーの選び方|無料・有料の比較と調査手順

2026年8月3日

著者: 与謝秀作
被リンクチェッカーおすすめ10選|無料・有料での被リンク調査手順

被リンクチェッカーは、他サイトからどのページへリンクが張られているかを調べるための道具です。選定では、無料か有料かより先に、自社監査・競合調査・過去の変化のどれを確認したいかを決めましょう。件数や独自スコアを危険判定に直結させず、取得範囲と実際のリンクを確認する手順を紹介します。

被リンク調査の目的と対象範囲を決める

調査対象をドメイン全体、サブドメイン、特定URLのどれにするか固定します。自社監査なら、重要ページがどう紹介されているか、移転後に古いURLへリンクが残っていないかが問いになります。競合調査なら、どの文脈で紹介されているかを読み、読者に役立つ情報の不足を探します。

競合がリンクを受けているからといって、同じ掲載先を購入すればよいわけではありません。Googleのリンクスパム方針では、検索順位操作を主目的とするリンクを問題にしています。獲得数だけを目標にせず、調査の目的と許容する施策を先に記録してください。

Search Consoleのリンクデータで分かること・分からないこと

Search Consoleのリンクレポートは、アクセス権のある自サイトについて、Googleが見つけたリンクのサンプルを確認する入口です。上位リンク元サイト、リンク先ページ、アンカーテキストなどを見られますが、Web上の全リンク一覧ではありません。表の行数や集約にも制限があります。

正規URLへの集約や重複のまとめ方があり、過去に発見したリンクが現在も残っているとは限りません。また、nofollowの有無を示すレポートではないため、属性の確認にはリンク元の実査が必要です。実績行がないことを「外部リンクが存在しない」と断定せず、他の観測結果と区別します。

現行サービスを対象・履歴・出力条件で比較する

2026年10月12日に公式ページを確認した選択肢です。無料枠、履歴の深さ、エクスポート、契約単位は利用時に確認してください。Ahrefsの無料サービスを複数の独立した推奨順位として数えず、入口と利用範囲を分けます。

サービス

確認する用途・対象

選定前の確認

Google Search Console

自社のGoogle検出リンクのサンプル

権限、集約、行数、実在確認

Ahrefs Backlink Checker/Ahrefs Free

任意URLの概要調査と所有サイト向け機能を区別

所有権確認、詳細表示、履歴、出力の利用条件

Semrush Backlink Analytics

参照ドメイン、アンカー、属性、新規・消失の調査

無料入口と契約機能の範囲、保存・出力

Majestic Site Explorer

Fresh/Historic等のデータと独自指標の比較

対象範囲、利用できる履歴、出力条件

ここで精度や料金の優劣を順位付けしているわけではありません。同じ少数のURLを試し、必要な列と履歴が得られるかを確かめる方が、製品数の多い一覧だけで選ぶより判断しやすくなります。

件数差と独自スコアを読み違えない

ツールごとに発見時期、クロール範囲、リンクの重複除去、対象ドメインの指定が異なるため、件数が一致しないことがあります。「新規」はそのサービスが新たに見つけた時点を示し、実際の設置日と同じとは限りません。「消失」も削除のほか、取得できない状態や移転を調べます。

AhrefsのDR、SemrushのAuthority Score、MajesticのTrust FlowやCitation Flowは各社の指標です。Googleの点数や手動対策の判定ではなく、異なるサービスの数値を同一尺度として比較することもできません。低スコアは原リンクを確認するきっかけにとどめます。

架空例でリンク元URLとドメインを照合する

以下は架空の照合例です。ツールAの120リンクとBの90リンクに、同じリンク元URL・リンク先URLの組が70件含まれるなら、観測した組の集合は120+90−70=140件です。210件ではなく、Web全体のリンク総数でもありません。

記録する列

例・用途

リンク元URL/リンク先URL

同じ組かを確認する基本単位

取得元と確認日時

Aのみ、Bのみ、両方を区別

参照ドメイン

ホスト等の集約ルールを決めて別途重複除去

転送・正規URL

元URLを残して到達先を別列に記録

実査結果

現在あり、削除、転送、取得不能、未確認

1ドメインから複数ページがリンクしていれば、リンク数と参照ドメイン数は異なります。URLを機械的に短縮したり、大文字小文字やパラメータを一律に削ったりして別ページを同一扱いにしないでください。

リンクの確認結果から対応を選ぶ

確認できた状態

対応の例

適切な文脈で現在リンクがある

紹介の内容と到達先を記録する

旧URLへリンクし転送される

移転対応と転送先を確認する

広告・提供の関係がある

契約と属性を確認し、必要なら管理者へ修正を依頼する

削除済み・取得不能

日時を残して再確認し、危険と即断しない

独自スコアだけが低い

文脈や実在を調べ、点数だけで否認しない

Googleの否認ツールの説明は、相当数のスパム・人工的・低品質リンクがあり、かつそのリンクにより手動対策を受けた、または受ける可能性が高い場合に限定して慎重に判断するよう案内しています。多くのサイトでは不要です。条件に該当する場合も削除できるリンクの除去を先に検討し、コピーサイトや低スコアを見つけただけで一括否認しないでください。

無料枠・契約・再調査のチェックリスト

  • 対象範囲と所有権確認の条件、無料枠で見える列を確認する。
  • 必要な履歴とエクスポート形式、保存期間、追加費用を公式条件で確認する。
  • 初回データと取得日時を保存し、次回も同じ範囲・同じ集約ルールで比較する。
  • 重大な変化はリンク元の文脈、現在の存在、サイト変更と併せて確認する。
  • 調査担当、再確認日、未確認事項と判断根拠を残す。

支出する前に、無料の概要で答えられない問いを一つ具体化します。履歴、比較対象、出力のどこが不足しているか分かれば、契約範囲を選びやすくなります。リンク数の増減を、そのまま順位や売上の因果効果と扱わないことも継続調査の基本です。

次に確認する内容に合わせて、隠しリンクの見分け方と対処|正当な非表示UIとの違い、SEOの始め方|初心者向けの確認・企画・公開・改善手順、ミラーサイトとは?正当な複製・重複URL・無断コピーの対処も参照してください。

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